10295125 この生あるは-一中国残留孤児がつづる

10295125 この生あるは-一中国残留孤児がつづる
 
    
  中島幼八著/
  幼学堂(亜東書店販売代理店)
 2015年 4月
 ISBN: 9784990832308
 B6/418p
  
 

  1,620

円(8%税込)

 

和書

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七人の親をもつ著者は、終戦後、中国の養父母に育てられた。これはその13年間の感動的な記録である。「幸か不幸か、幼少のころより、尋常ならざる歴史に巻き込まれた」に始まる波乱万丈な物語。
目次

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10295125-.jpgのサムネール画像あらすじ  終戦間際に家族で満州に渡った著者、2歳。 

敗戦後生まれた妹は十分な栄養を取れずに亡くなり、幼児であった著者も食糧不足のため厳しい冬を越せそうになかった。
万策尽きた実母は息子を生かすため断腸の思いで中国人に預け帰国。

養母となった中国人女性はたくましく生活の知恵に溢れ、
病み細った幼い 命をよみがえらせる。 13年間にわたり養父を3人代えてでも著者を育て上げ、結果として日本の実母の もとへと送り返してくれる。

傍から見れば恐ろしく過酷な運命だが著者の筆致は柔らかく幼少期を送った農山村の描写が美しい。 少年の好奇心そのままに黒竜江省の大地の力強さと自然の営み、 生きることへの執着をユーモアたっぷりに優しい視線で回想する。

読者は著者である「僕」の成長にハラハラしたり微笑んだりするだろう。
1958年に16歳で奇跡的な帰国を果たすその道のりからは目が離せない。 
 

 

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プロフィール

中島幼八、昭和17年東京三田生まれ、家族と中国東北部に渡るが生き別れる。

戦後中国養父母に育てられ昭和33年単身帰国。

横浜山手中華学校に学び、夜間高校卒業後日本中国友好協会本部事務局勤務。

交流活動の通訳として活動、日中国交回復運動に力を注ぐ。

1972年国交樹立後の民間交流の拡大に伴い数百人規模の旅行団(友好の船、三誌の翼)

の通訳をも務め、その後本格的な中国語通訳として活動を開始。

日本興業銀行、YKKなどビジネス・金融・先端産業の分野で通訳・翻訳者として活躍。

朝日新聞社の楼蘭探検にも参加、一世を風靡したシルクロード関連プロジェクトにも貢献。

テレビ朝日の長江流域の番組作成へ同行、流域を踏破。

30年近くプロの通訳者として活動した後、平成20年妻との死別後引退。

現在に至る。

 

中国語版は北京の老舗出版社「生活·読書·新知三聯書店」より

『何有此生』というタイトルで7月に出版予定。

訳者を経ず著者自身の筆による中国語書下ろし版。

◆◆中国語版「この生あるは(何有此生:一個日本遺孤的回憶)」は、こちらをご覧ください